vvzuzuvv’s diary

どれだけ生きるかは神様だけが知っている、どんな風に生きるかは、自分だけが知っている

直腸がん〜兆候から手術まで〜

 

娘からこの2ヶ月便秘が続いてる、と聞いたのは10月に入ってから

便秘薬を飲んだりしてるけど効果がみられない

かかりつけの病院に行ってくると

病院からもらったその薬を飲んでも効果がみられないならもうすこし強めの薬にします、とのこと

私はなにげなく聞いていた

結果どの薬も効果が得られない

内視鏡検査をしましょう、と

ポリープをとって病理検査に出します

次の週の水曜日に予約をいれて、その結果を待つことに

が、水曜日を待たずして、数日後先生から電話あり

「悪性のものです、直腸ガンです

大きい病院に紹介状を書きます」

娘は冷静だった

覚悟はしていたのでしょう

娘からの電話をうけた私も冷静に受け止めた

スピーカーモードで一緒に聞いていたオットも冷静だった

いや、冷静を保っていたのかもしれない

本当は心臓バクバク

こんな小さいな子供を残して、このさきどうなってしまうのだろう

私がオットに提案したのは、とにかくお金の不安をなくしてあげましょう

オットもすぐに同感、そのつもりだ、と

1年まえに亡くなった舅が残してくれた預金を使わせてもらいましょう

じいちゃんからの応援やわ

保険もなにげにふたつ入ってた

ふたつとも使える

そのうちの一つ、養老保険は来年満期

なんてギリギリなタイミング

医療保険は通院にもつかえた

 

 

先生の話しによるとポリープの場所によってはストマ生活になるかも、と

私もオットもそして娘もネットで調べまくる

スマホからの情報はわるいことしか目に入らない

私にとっては手術までのこの時間が一番つらかったかな

 

何度も気持ちを切り替える

こうなってしまったからには、しかたがない

あとはすべて先生におまかせしましょう

最低限の周りのひとに娘のいまの状況を告げ手術に望む

実家の母には言わないでおこう

 

手術は麻酔の時間もいれて三時間ほど

娘のダンナ様がずっと付き添ってくれてた

無事終わりましたとライン

とりあえず、ホッとする

あとは娘の回復を待つのみ

私は当番の日、孫たちの世話を淡々とするだけ

孫たちはユーチューブをみてゲラゲラ笑ってる

その横顔が愛おしい

 

娘の話によるとどうやら四年くらいまえからその兆候はあったらしい

原因不明の下痢が続いての病院通い

そのうち下痢も収まる

原因不明の体重減少

これもそのうち収まる

コロナ禍、原因不明の微熱つづき(コロナではない)

これもそのうち収まる

 

四年の間に、誰かがもしかして悪性ではないのか、便の検査をすれば?と提案すればもっと早く見つかったかもしれない

それがとても悔やまれてならない

 

私は友人と約束していた予定を直前でキャンセル

詳しい病症などは話してない

ただ娘が手術することになったと、それだけ

なんかよくわからんけど、大変なことになってるんやな、って、友人は察してくれた

朔日参りにいってきたと送ってくれたお守りとたくさんのりんご

これがどれだけ私の癒しになったやら

手術まえに娘に渡した

難関突破って、って笑ってた

 

 

術後は痛みで寝られない日もあったり

悪い夢ばかり見てしまうと

 

日が薬やぞ

みんなで乗り切るんやぞ

お見舞いにいったとき、それを繰り返し話した

 

結果、順調に回復して予定より3日はやく退院

あとは自宅療養

外出はまだできないけど、とにかく、普通に動きなさい、普通の生活にはやく戻りなさいと

 

退院して2週間後の予約のとき、詳しいことがわかる

それまではまだ安心はできない

 

 

 

〜〜〜〜つづく〜〜〜