vvzuzuvv’s diary

どれだけ生きるかは神様だけが知っている、どんな風に生きるかは、自分だけが知っている

ブログに託した想い

彼女は自分が現役の看護師だったから、その写真を見せられて、自分の命がそう長くないことを悟った

それでもいちるの望みをたくし、手術で胃のほとんどを切除し、復活した

退院してからいつものメンバーでちょっと豪華なディーナーを楽しんだ
そう、先日三人で集まったメンバーで


ウイックを付けていた
まつげも眉毛もなくなっていた
「あそこの毛もみーんななくなってん、宇宙人や、あはは」と笑っていた
楽しそうに大声で笑っていた
私が残した分も、もったいないと言って食べてくれた



それから、一年ちょっと、、、
彼女は旅立った
余命宣告の年月をずっと過ぎていた


50才と言う若さ
障害を持った娘を置いて逝ってしまう辛さは計りしれない、、、

彼女がブログをやってたことを知ったのは、彼女が亡くなってから
辛い治療のあれこれ
それより食べることへの意欲、執念
生きる力、、、
それらが綴られていた
もちろん、私たちのディナーのことも
同じ病を患った友達への激励、勇気
たくさんのコメントがあった
たくさんの友達に愛されていた


そして彼女の最後のブログは、「こんな短いブログでも、数時間かかってます、何度も失敗ばかり、きついです」と、、、



ここでおわっていた





が、これには続きがあった
数日後、彼女の息子さんが、そのあとを綴っていた

「母は◯月◯日、永眠しました
生前は大変お世話になりました
ほんとうにありがとうございました
息子◯◯より」

私はこのブログを見て涙が止まらなかった
なんてステキな家族だったんだろう

息子さんは、彼女のブログを何度も何度も読み返して、母の人生を振り返ったんだろう
いい人生だったと願わずにおられなかっただろう


これが、家族愛
ブログを書く、日記を続けると言うことの意義を見つけた気がした


f:id:vvzuzuvv:20190423213521j:plain


※ずーっと私が心にしたためてきた気持ちです
いま、やっと書くことができました

読んでくれてありがとう