紙袋に入ったモーニングセットを持ち和歌山行きの電車に乗り込みます
電車のなかでサラダだけ食べました
乗り換えなしで約一時間半、和歌山駅にとおちゃこです
東口から左に曲がってすぐ、お店はありました
【食堂ねぼけ】
情報によると朝の7時からやってるはずなのだが?
暖簾もかかってないし
ガラガラ、、
空いた、電気もついてる
奥のいすにおじさんが座ってて、お客さんかな?
と思ったら店主さんでした
ゆっくり新聞を読んでました
「いらっしゃいませ」
カウンターの高いテーブル
7.8人入ればいっぱい
注文するとまず石油ストーブに点火してくれました
おじさん手書きのメニューが温かい
和歌山ラーメン
有名になってから、世間では和歌山ラーメンと言うけど、こちらでは中華そば、というのが普通らしい
まさにあったかいんだから〜♪といいたくなるラーメン
小さい器に並々とした汁
動物系の出汁は見た目より柔らかい
無造作に並べられた具が懐かしさを演出します
紀州名物茶粥セット
よく使い込んだベコベコの鍋
え?と言いましたら、二人でしょ、って
私は量が多いからそう言ったの
おじさんは気を利かしてお茶碗を2つ用意します、の意味でした
お茶碗二杯半あるそうです
お茶で炊いたおかいさんはかなり量が多く、お漬物や昆布の佃煮とともにいただきます
甘い金山寺味噌がおかいさんにピッタリ合います
目の前で焼いてくれる卵巻きは、懐かしい田舎の母の卵巻きでした
あ〜美味しいな〜
あさからこんなん食べられるなんて、幸せだな〜
徒歩10分のところに自宅があり、奥さんはまだ出勤していないもよう
おじさんはひとつのことに集中するとあとはパニックになるみたいで、あとから来たお兄さんが、すみません、って数回呼んでるのにまったく無視(笑)
少しお耳が遠いせいもありますが
やっと注文しても、ちょっと待ってて、急いでるのなら帰ってって(笑)
まあ、それもなんか許せる感じで
お兄さんと顔を合わせて苦笑😁
途中で奥さんが出勤されて、客の私が安堵😆
ようやく店が周りはじめました
「おじさん、休み時間もなくて大変じゃないですか」
「40年やってます、4億稼いだ」
ちょっと会話がちぐはぐだが、なんか憎めない
早朝から夜10時までの営業
休みは月一回18日のみ、との情報
いつ来てもやってるお店
故郷に帰り、故郷から出発するような感覚
夫婦二人三脚、いつまでもお元気で
ごちそうさまでした