vvzuzuvv’s diary

どれだけ生きるかは神様だけが知っている、どんな風に生きるかは、自分だけが知っている

ガラス細工の花、山荷葉(サンカヨウ)を探し求めて

この道を左に曲がるんだよねf:id:vvzuzuvv:20190608001943j:plain
すでに車一台がやっと通れる橋
そこをしばらく行くと、平家平まであと4キロの案内が、、
不安だったけど、間違いない

と、思ったのもつかの間、、、
絶対車がすれ違い出来ない山道をくねくね
一歩踏み外すと、そこは崖、、、
ずっと車のすれ違いはない
それはいいけど、本当に合ってるの?
不安、、、
やっと二台の車とすれ違った
いや、すれ違い出来ないから、譲りあい


ようやくそれらしき駐車場が見えてきた
数台止まってる
すでにトレッキングを終わった人達だろう
談笑してる
私たちを見て、ちょっと怪訝な顔をする
そりゃそうだ
全く登山の格好はしてない
しかも寄り道しすぎてもう午後2時すぎ、、、

「今から昇るのですか?」
「はい、ちょっと花を見るだけですから。サンカヨウと言うお花知ってますか?」
「知らないわ」


すると、近くにいた別のご夫婦が話しに割り込んできた
サンカヨウはもう終わりました。例年より早かったです」
「えーーーそうなんですか、ま、いいや、せっかく来たんだし、来年のために、散策してきます」
「帰り道、すこーしだけ、ほんのすこーしだけ、さいてるとこありましたよ」

よーく場所を聞いて確かめて、いざ行かん

2手に別れる道のコンクリートの方へと向かいます
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とりあえず、大トチの木まで歩こう
わずか一キロだしf:id:vvzuzuvv:20190608003405j:plain

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傾斜はどれくらいあるんだろう
たぶん、全然大したことない
日頃の運動不足が祟ってるだけ

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ステッキは持って行ったけど、一本じゃムリ
誰かがおいて行った木の棒を拾う

ゼイゼイ
あと、どんだけ→
400メートルや〜
400ってカールルイスなら、30秒くらいやぞ、頑張らんか!!


途中、70すぎと思われるおじさんに抜かされる
ステッキもなんも持っていない
めちゃ元気だ
どうやらおじさんも大トチの木を目指してる模様

ハアハアゼイゼイ
私たち、恥ずかしい


やっと視界が開けてきたf:id:vvzuzuvv:20190608004157j:plain


その奥
うわっ!すごい!
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さっきのおじさんと比べたら、その巨体さがお分かりだろう

しばし、眺める
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これでどれだけの【とちもち】ができるのだろう(笑)

巨木は、人のおろかさを優しく包み込んでくれる




でね、肝心のサンカヨウ、どうだったと思います?
見つけたんですよ

これなんですf:id:vvzuzuvv:20190608004649j:plain
何度も何度も花図鑑で確認して、頭にぶちこんできたから間違いないんです

花言葉は「親愛の情」
この花は、雨に濡れると、ガラス細工のように透明になるんです

それがこれ
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なんて神秘化なお花なのでしょう

群生地は、このもっと奥に、ダーーッと広がってるようです
それはそれは見事なことだったでしょう

一年間、ずーっと恋い焦がれて、やっと出逢えたサンカヨウの花


ここまで遠い道のり、キツかったけど、大変満足な1日となりました



駐車場に戻ってから、ほっと一息
きな粉がこぼれるので、ボンネットをお盆がわりにf:id:vvzuzuvv:20190608005721j:plain


かつて食べた中で、一番おいしい草団子となりました